シリーズ最新作となるパワプロクンポケット14が本日12月1日に発売された。
ここで、パワポケの最大の特徴である「サクセス」の魅力を振り返ってみたい。


パワプロクンポケットシリーズとは?

そもそもは据え置きハードで出されていた「実況パワフルプロ野球」シリーズに搭載されていた「サクセス」(選手育成モード)が人気だったために、サクセス専用のゲームとして1999年に第一作目が発売された。以後現在までシリーズが続く、息の長い作品である。


パワポケのサクセスについて

シリーズ最大の売りである「サクセス」モードでは、アドベンチャー形式でのゲームであり、決められた期間で自分の好きなように選手を育成するモードだ。
本家パワプロシリーズのサクセスが1作ごとにその世界観をリセットするのに対し、パワポケシリーズでは驚くことにその世界観が共有されており、最新作となる「14」では一作目の「パワプロクンポケット」から30年以上が経過している
パワポケシリーズ最大の特徴は、主人公が「サイボーグ」や「未来人」、「風来坊」「フリーター」といったように、一見野球とあまり関係がなさそうに見える人物であり、シリーズを通して明確な「巨悪」が存在するという、野球ゲームとしては完全に破綻しているシナリオにある。


パワポケシリーズの「正史」について

パワポケシリーズでは、サクセスはマルチエンディング方式であるが、公式に「正史」の存在が明言されており、後のシリーズをやることで過去の主人公のとった行動が推測できるようになっている。パワプロクンポケット8の公式サイトで7までの正史がまとめられているので、以下のリンクを参照されたい。

パワプロクンポケット8「パワポケの歴史」コーナー

ここでは公式で明言されていない、8~13について、作品の粗筋をまとめた。


パワポケ8
主人公は違法サイボーグを取り締まるサイボーグハンター。プロ野球球団「大神ホッパーズ」に所属する選手に、違法サイボーグが紛れ込んでいるという情報の元、潜入捜査を行うこととなる。

パワポケ9
主人公はさすらいの風来坊。辿りついた街では、駅前にできた「ジャジメントスーパー」の影響で商店街が寂れていた。「野球の強い商店街」として町おこしを図るため、主人公は商店街の野球チームに所属することに。

パワポケ10
主人公はごく普通の高校生球児。野球一筋で打ち込んできたが、強豪校からの推薦をもらえなかったために、全寮制の親切高校に入学することに。超高校生級のスターとの対決がメインシナリオだが、重力を操れるヒロイン候補や、確率を操れるヒロインもいるなど、パワポケシリーズとしては平常運転。

パワポケ11
主人公はドラフト下位で指名されたプロ野球選手。キャンプ中に手にしたランプから出てきた魔人との契約によって、毎年あがるハードルをクリアしなければ死ぬことに。

パワポケ12
主人公は、内定先の企業が倒産したフリーター。気晴らしに先輩にネット野球ゲームを勧められるものの、ゲームをプレイ中にその先輩は画面に吸い込まれてしまう。謎を解明するために、主人公はネットと現実のふたつを奔走することになる。

パワポケ13
主人公は超高校級のスーパールーキーとして期待された高校生。怪我により転校を命じられた先で、再起を図る。自分を捨てた高校にリベンジすることを目標に、仲間を鍛え、リハビリに励むことに。



いかがだっただろうか。ざっとここでまとめただけでも、「魔人」や「風来坊」といった、野球ゲームにはあまりにも不似合いな言葉が入っていることが伺えるだろう。実際のシナリオでは、このあらすじの裏側で暗躍する組織の活動なども見えてくる。近年では、組織の目的は「世界の破滅」であると明言され、ますます野球ゲームとしての胡散臭さを盛り上げている。12月1日に発売のパワポケ14では、どのようにシナリオ展開がされるのか、注目したいところだ。


ゲスト寄稿者

神楽坂 行徳(Twitter)

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